2007年10月07日

2007年度大会「臨床するアート」

会期:12月8日(土)〜9日(日)
会場:BankART1929 Yokohama 3F 1929スペース(横浜市 地図を開く
1日目プログラム(12/8)
オープニングディスカッション「アートは冒険する」
加藤種男((財)横浜市芸術文化財団専務理事、(財)アサヒビール芸術文化財団事務局長)
桜井里二(社会福祉法人秀峰会理事長)
山口悦子(大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学病院講師)
プレゼンテーション(エントリーは締め切りました)
募集要項をご確認のうえ、10月31日(水)までにエントリーしてください。
2日目プログラム(12/9)
講演「臨床する知とアートの力」
鷲田清一(大阪大学総長)
テーブルトーク
A.不条理劇を演じる子どもたち もりながまこと(演出家)
B.病は他者への感受性を鋭敏にする 的場政樹(袋田病院院長)
C.自然のなかの文化・文化のなかの自然 グロッセ世津子(有限会社みどりのゆび代表)
D.百聞は一見をしのぐか−美術館、博物館のソーシャル・インクルージョン 太田好泰(エイブル・アート・ジャパン事務局長)
E.「都市の感性」と「まちの感覚」 黄金町プロジェクト
振り返り「My StoryからOur Storyへ」
主催:
アートミーツケア学会
後援:
横浜市開港150周年・創造都市事業本部、(財)横浜市芸術文化振興財団

臨床するアート

現代に生きる私たちは、「個人」をベースに人と人とのつながり求めています。また、社会のなかの存在として「自分」というものを確認したいと思っています。そこからケアという発想が生まれてきます。自らが関心をもって関わっていくということ。そして自ら関わっていくことを通して、自分を確認し、自分を癒していく。そこにアートはどう関与してくことができるのでしょうか。
生きることが幸福でありたいという感情。これこそがアートという人間行為の本質であります。生きることがおたがいに幸福でありたいという感情。これこそがケアという人間行為の本質であります。
モノの成長を人生の目的とみなした時代が終わり、さまざまな個性が出会い、そこから新しいもの、独創的なものが生まれることを進歩とする時代になりました。
今、医療、福祉、教育、コミュニティなど人間の生を支える現場では、アートを媒介とした取り組みがはじまっています。それらは人間らしい感性を大切にした、もう一つのケアのあり方の提案でもあり、人間の全体性を恢復する試みでもあります。
この大会では、アートとケアの先端的な実験をもとに豊かな生のあり方、生きることが幸福であると実感できる社会について希望を語り合い、道筋について議論を深めたいと思います。

1日目プログラム(12/8)

12:30-13:30
受付
13:30-13:45
開会あいさつ/オリエンテーション
13:45-15:30
オープニングディスカッション「アートは冒険する」
遊びは美しいものへの憧れや、豊かな感性を育みます。遊び心は日常生活から心身を開放し、癒し、明日への活力をもたらします。しかし、現代において、遊びのような一見むだにみえる行為はどんどん排除されていっています。意味に塗り固められた私たちの感覚に「根づき・浮遊・ずらし」をもたらすアートの先端的な実践について語り合いたいと思います。
  • 加藤種男((財)横浜市芸術文化財団専務理事、(財)アサヒビール芸術文化財団事務局長)
    アサヒビールのメセナとして、アサヒ・アート・フェスティバル、美術館運営、ロビーコンサート、アートコラボレーション展など多彩な企画を展開。地域の文化や特性をいかした市民参加型のプロジェクトを実施し、地域創造.都市創造を推進。
  • 桜井里二(社会福祉法人秀峰会理事長)
    1938年静岡県生まれ。鉄工会社勤務を経て、高齢者介護23年。1984年特別養護老人ホームさくら苑開設。以来順次、施設介護、在宅介護など25事業所を開設運営。AOL(アート・オブ・ライフ)を重視した介護を目指す。
  • 山口悦子(大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学病院講師)
    日本小児科学学会専門医、日本血液学会専門医。医学博士、博士(人間科学)。専門は、小児科学、小児血液悪性腫瘍学、グループ・ダイナミックス。医学部附属病院をフィールドに、小児慢性難治性疾患医療における心理社会的問題、病院組織における諸問題(療養環境改善、医療安全、院内感染対策、クリニカル・パス、医療情報システムなど)を研究テーマとして、アクションリサーチを行っている。
  • コーディネーター:播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長)

15:40-17:40
プレゼンテーション(エントリーは締め切りました)
  • 応募資格:会員、未会員にかかわらず、どなたでも応募できます。関心のある方は事務局までお問い合わせください。
  • 募集要項をご確認のうえ、10月31日(水)までにエントリーしてください。募集要項をダウンロードするワードアイコン

18:00-20:00
交流会

2日目プログラム(12/9)

9:30-10:00
講演「臨床する知とアートの力」
人間の生を育むケアの場が抱えるさまざまな課題は、既存の専門知が直接に向き合うだけでは解決は難しい。今、求められているのは専門と非専門の間をつなぎながら、価値観にゆらぎをもたらす<臨床する知>ではないでしょうか。また、そこにアートはどのように関われるでしょうか。ケアの本質にせまる新しい知、そして新しい美について考えます。
  • 鷲田清一(大阪大学総長)
    現象学の視点から、身体、他者、規範、所有、顔、ケア、モード、国家などの問題を論じる。近年は、看護・介護や教育などの現場に哲学をとおしてかかわる「臨床哲学」のプロジェクトを行ってきた。著書に『思考のエシックス 反・方法主議論』『<想像>のレッスン』『「聴く」ことの力』など多数。

13:15-15:15
テーブルトーク
A〜E、および9日のプレゼンテーションのテーマに分かれてテーブルを囲み、意見交換を行います。日頃、実践や研究のなかで感じている課題などを持ち寄り、実践の知について考え、深めていきたいと思います。
A.不条理劇を演じる子どもたち
他人の意図を読めず、うまくコミュニケーションができない。抽象的思考が苦手だけれど、自分の興味、関心に執着する―といわれる発達障害のある子どもたちとの演劇活動からみえてくるものとは。
  • 話題提供:もりながまこと(演出家)
  • 進行:鳥海直美(千里金蘭大学人間社会学部人間社会学科専任講師)

B.病は他者への感受性を鋭敏にする
現代は人と人のあいだにモノや情報が介在して他者をリアルに感じられない。他者がまるで風景のようになって社会が殺伐となってしまった。そうしたなか、現代の病は他者への感受性を鋭敏化させる役目を果たしているのではないか。
  • 話題提供:的場政樹(袋田病院院長)
  • 進行:横川善正(金沢美術工芸大学教授)

C.自然のなかの文化・文化のなかの自然
自然の一部であることを忘れてしまった現代人。そこからおこる悲劇とその心を生態系の変化として読み解く。人間と自然のコラボレーションで全体性の恢復の道筋を考える。
  • 話題提供:グロッセ世津子(有限会社みどりのゆび代表)
  • 進行:森口ゆたか(NPO法人アーツプロジェクト代表)

D.百聞は一見をしのぐか−美術館、博物館のソーシャル・インクルージョン
美しいものを美しいと感じたり、感動したりするのは、生まれながらの能力ではない。心や感動というものをどう伝えるか−言葉による鑑賞ワークショップからみえてくるコミュニケーションとは。言葉は魂を癒すことができるのか。
  • 話題提供:太田好泰(エイブル・アート・ジャパン事務局長)
  • 進行:並河恵美子(NPO法人芸術資源開発機構代表)

E.「都市の感性」と「まちの感覚」
旧特殊飲食店街として栄えた横浜・黄金町で再開発が進んでいる。そこに生まれたまちの物語はどこへ行こうとしているのか。文化の世界化=均質化は、私たちの生活世界に何をもたらすのか。
  • 話題提供:黄金町プロジェクト
  • 本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザインセンタ・大学院文学研究科准教授)

15:15-16:15
振り返り「My StoryからOur Storyへ」
何を聴き、何が語られたかを全員で共有します。
  • 進行:畑祥雄(関西学院大学教授)

    参加費




    一般(学会員)学生(学会員)
    1日のみ3,000円(2,000円)2,000円(1,500円)
    両日参加5,000円(3,000円)3,000円(2,000円)
    交流会3,500円

    参加申込方法

    1. 参加費をご入金ください。  
      新規ご入会の場合は、年会費もあわせてお振込みください。払込用紙の通信欄には「振込内容(内訳)をご記入ください。払込用紙の受領票をもって領収証に代えさせていただきます。振込み手数料はご負担願います。
      郵便振替 00920−4−252135 
      加入者名 アートミーツケア学会

    2. お申し込みフォームに必要事項をご記入のうえ送信してください。正常に送信されない場合は、学会事務局までEmailまたはFAXにてお申し込みください。

    3. お申し込み完了です。当日は受付でお名前をお知らせください。
      • 申し込み期限 12月1日(土)定員120人になりしだい締め切ります。
      • いったんご入金いただいた参加費は、原則としてご返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。


    参加申し込みフォームを開く

     

    posted by master at 15:24| Comment(0) | TrackBack(1) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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    横浜に住んでいる人この指とまれ
    Excerpt: Bergaさんが今週末横浜に参ります。 アート・ミーツ・ケア学会 と言う得体の知れないイベント(?)に参加するためです。
    Weblog: ぶっ壊れたおねえさん
    Tracked: 2007-12-03 13:21